外反母趾と巻き爪の因果関係
皆さん【巻き爪】と【外反母趾(がいはんぼし)】という言葉は聞いたことがありますか?
「聞き覚えがある!」
「言葉は知ってる!」
「何となく、足に関係があることは知っているけど…」
本日は【外反母趾と巻き爪の因果関係】についてお話ししたいと思います!
「そもそも巻き爪ってどんな状態?」
巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、強く内側に湾曲した状態です。

爪は指先にかかる圧力を受け止める役割があり、足指をしっかりと使うと足の爪に圧力(物理的な力)が加わります。
この圧力が爪を広げてくれるので、足の指が使えていないと
爪が自然に湾曲し、巻き爪になってしまいます。
さらに外反母趾の方は、巻き爪にもなりやすい傾向があります
「じゃあ外反母趾って具体的にはどんな状態?」
早速、自分の足を見てみましょう!
①足の親指は人差し指の方へ曲がり「くの字」になっていますか?
「なってるかも…」外反母趾の可能性が高いです!
これは「靭帯性外反母趾(じんたいせいがいはんぼし)」といいます。
さらに進行し、親指と人差し指が重なってしまうと歩行が難しくなり、
重度の外反母趾となります。
②親指の付け根の骨がポッコリと出っ張っていませんか?
親指が小指側に傾いた状態=外反母趾とイメージする方が多いと思いますが、
実は親指はまっすぐのまま、付け根の骨が外に飛び出す
「仮骨性外反母趾(かこつせいがいはんぼし)」と呼ばれるものがあります。
「何故、外反母趾になるの?」
根本的原因は、立つとき歩くときに足指を使えていないことが原因です。
では今度は実際に立ってみましょう
立ったときに、踵だけで身体を支えていませんか?
歩いたとき、足の指も使えていましたか?
足指は手の指と比べて、物を握ったり掴んだりすることがないので、
使ってあげないと筋肉も低下していきます。
足底の筋肉が発達せず、靭帯や筋が緩んだり弱くなって筋肉が低下すると
「開張足」を経て①の靭帯性外反母趾に…
また足指を上げて歩く癖がついてしまったり、ヒールやパンプスまたは大きな靴が脱げないように足指を縮こまらせ、足の指を使うことなく指の付け根で歩いてしまうと、親指の付け根(母趾球部)を強く打ち付けるため、過剰な「衝撃」が繰り返されます
すると「骨を作って身体を守ろう!」という『防御反応』が起こり、
骨が出っ張ってきて②の仮骨性外反母趾に…
つまり外反母趾=足指に力が入っていない=爪が湾曲し巻き爪に!
手の指ほど細かい動きがなくても、
足の指の重要性を知っていただけたでしょうか
「これは外反母趾?」
「巻き爪になってる?」
など自分で判断できない場合は、ぜひ相談にお越しください
スタッフ一同お待ちしております
健康靴とトータルフットケア アルポ
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