それ間違ってますよ!外反母趾の知識その3 「親指を無理やり開けばいい?」
それ間違ってますよ!外反母趾の知識その3
「親指を無理やり開けばいい?」
足の親指がくの字に曲がり始める外反母趾ですが、テーピングで親指を外側へ引っ張り上げたり、指間に市販のシリコン素材をはさめて、外側に開くことで外反母趾を予防したり、改善しようとしたりする方がたまに見受けられますが、それでは根本的な解決にならず却って足を痛める結果になることがあります。
実際に試されて、あまりの痛みに断念した・・・ということをよくお客さんから聞きます。
整理しましょう!
前回の外反母趾の知識で述べましたが、
横アーチ崩れ→開張足→親指変形→外反母趾
となり結果として外反母趾になります。
親指の変形部分だけ強制的に改善しようとも、横アーチの崩れや開張足自体は改善されませんので、
・テーピングでの指ひっぱる
・シリコン製の器具を指間に挟める
というのは指に負担をかけるだけで改善はむずかしいということです。
足をしっかりとついて歩くこともできず、偏った歩き方になり、膝や腰、肩などの関節に負担をかけてしまうことも考えられます。
もちろん正しいテーピングで外反母趾の改善というのは期待できますが、自己流での処置などには注意が必要ということですね。